海外向けネットショップ開業のための10の簡単な方法

公開: 2021/04/28

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なんとなく難しいイメージのある海外向けネットショップ。ですが、知っておきたいことを押さえておけば、そのハードルはぐっと下がります。意外と簡単な10の方法を身につけておきましょう。

その1:言語

言語

**海外向けネットショップ、と聞いてまず心配してしまうのが言語の壁。**日本人は英語が不得意な方も多いのでなおさらかと思います。
しかし、難しく考える必要はありません。Google Chromeなどのブラウザでは外国語で書かれたWebサイトを右クリックひとつで、瞬時に日本語に翻訳してくれます。
後で紹介するeBayというサイトは英語のサイトですが、このブラウザ翻訳を試してみてください。正しい日本語とはいえませんが、書かれている内容はだいたい理解できるはずです。

海外の人も自分の母国語ではないWebサイトを閲覧するときは、同じようにしています。
問い合わせなどがあれば相手の国の言葉で文章のやり取りをしなければなりませんが、よほど複雑な状況でない限り、**「Google 翻訳」**で十分対応可能です。配送トラブルなどよくあるシチュエーションならネット上で例文を検索することもできるでしょう。
どうしても不安なら、プロの翻訳者による翻訳サービスなどもあります。あらかじめ、料金の相場などチェックしておくと、いざという時安心です。

ただし、**サイト自体は翻訳で対応できても、カート画面が国内用のままだと、肝心の「受注」ができません。**ですので、ショッピングカートは海外からの注文を受けることができるシステムを使う必要があります。こちらについては後ほど解説しますね。

その2:通貨

通貨

**言語と並ぶ大きな壁が海外通貨の取り扱いでしょう。**海外向けネットショップでは、外国為替での取引となります。日本円での取引と違い、為替レートの変動や両替手数料の影響を受けるので、実際に自国の通貨でいくら支払い、いくら受け取るのかがお互いに不透明になりやすいです。

この問題も海外販売に対応したショッピングカートと海外向けの決済方法を導入することで解決可能です。 海外のお客様への決済方法では、クレジットカードの他、Apple PayやGoogle Payといったキャッシュレス決済、PayPalなどが有効です。
オンライン決済は多通貨に対応しているサービスを選ぶとよいでしょう。請求は現地の通貨で行い、売上金は日本円に両替して入金してくれるので、決済がスムーズになります。

PaypalはPaypalアカウントを通じてクレジットカードでの請求・支払いや口座振替を行えるオンライン決済サービスです。相手に個人情報を知られることがないので、安心して取引することができます。日本人同士ではあまり利用することがありませんが、海外ではメジャーなサービスなので導入しておきましょう。

その3:配送

配送

海外への商品発送は、インボイスという書類が必要な以外は、基本的に国内に送るものと変わりありません。荷造りして運送会社に引き渡すだけです。
ただし、長距離輸送になりますし、そもそも日本のような荷扱いは望めないので、国内に送るものより厳重に梱包する必要があるでしょう。

国内大手の3社・日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便は、いずれも国際向けの宅配便を取り扱っています。
この他にも、都市部には海外の運送会社であるDHLやFedExの営業所があります。集荷可能範囲内の人なら、これらの運送会社も利用の選択肢に入るでしょう。
国際便は国内便と比べて、送料はもちろん、サイズ区分や付加サービスが多様化しています。また、世界情勢によっては、配送停止が起こるようなリスクも抱えています。(現在もコロナ禍の影響を受けていますが…。)複数の発送方法を状況に応じて使い分ける柔軟さが必要となるでしょう。

**インボイスは荷物が税関を通る際、検査をするために必要な書類です。**内容物の内訳について事細かに申告する必要があります。
決まった書式は特にありませんが、運送会社のホームページにテンプレートが用意されていることが多いので、それを使うとスムーズでしょう。
記入は基本的に英語となります。もちろん、嘘は厳禁です。

その4:税関

税関

税関では、日本を出国する時と相手国に入国する時の2回検査されることになります。無事に通過するにはインボイスが重要ですので、不備がないように気をつけましょう。

商品によっては関税がかかる場合があります。これは原則輸入側、つまり海外のお客様に請求されますが、突然の出費となり、困惑されるかもしれません。
トラブルになることも考えられますので、あらかじめ、関税がかかる可能性がある旨をサイトに記載しておいたほうが良いでしょう。

その5:規制品

規制品

国際便には、法律や条約によって、海外に送れないものがあります。通関で発覚すると返送や没収、物によっては犯罪となりますので、必ず確認しておきましょう。


万国郵便条約に基づく禁制品

  • 麻薬等 (麻薬・向精神剤)
  • わいせつな物品
  • 偽造又は海賊版の物品
  • 信書類
  • 爆発物・危険物 (花火・ライター・スプレー・カセットボンベ・バッテリー など)
  • 生きた動物
  • 貴重品

この他にも国によって禁止されているものも多くあります。調べるのが大変ですが、日本郵便の国別情報に記載されているものがわかりやすくおすすめです。
特にアパレルや食品では、素材によってはNG、など条件が細かい場合もあるので、気をつけてください。

国・地域別情報(国際郵便条件表) -日本郵便-


ここからは実際に、海外に向けて販売することができるサービスを見ていきましょう。

その6:eBay

eBay

**eBayとは世界最大級のオークションサイトです。**1995年にアメリカで誕生したサービスですが、今なお活況で世界中に1.6億人のユーザーがいると言われています。基本はCtoCのサイトですが、ビジネスでの利用も可能です。

**イメージとしては、ヤフオク販売をすべて英語で行う、というような感じになるでしょうか。**商品登録や入札者・落札者とのやり取り、商品の発送などをすべて自分でやらないといけません。
最初は大変ですが、海外販売全体の流れをつかみ、経験を積むには最適な場所です。
日本法人のイーベイ・ジャパンによる販売サポートがあるのも初心者には心強いところですね。

イーベイ・ジャパン

イーベイ・ジャパン

その7:タオバオ(淘宝網)天猫(Tmall)

タオバオ

天猫

海外販売の中でも特に中国市場に興味を持っている人もいるかと思います。
**タオバオ・天猫は中国最大のEC企業であるアリババグループ内のショッピングモールです。**タオバオはCtoC、天猫はBtoC向けのサイトになります。
天猫は月間5億人ものアクティブユーザーを抱えていると言われています。あのAmazonですら中国市場から撤退してしまったことを考えると凄まじい勢いですね。

ただし、出店するにはかなりハードルが高く、厳格な審査がある上、現地法人があることが大前提です。
2014年に天猫国際(Tmall Global)というサービスが開始され、中国法人がなくても出店できるようになりましたが、やはり審査は厳しいため、挑戦するには覚悟が必要でしょう。
日本企業では、ユニクロや無印良品、花王、任天堂などの大手企業が出店しています。

タオバオは個人でも出品可能ですが、中国の銀行口座が必要など、こちらも日本からの個人出品は難しい状況です。参入方法としては出品代行を利用するのが一般的となりますね。

その8:Amazon

Amazon.com

国内ではなく、海外のAmazonです。Amazonは世界各地で展開していますが、日本にいながらそれらの国々のAmazonに出品することができます。
国内Amazonでの販売は取り組んだことがある人も多いかと思いますが、**出品方法など、操作はほぼ日本のAmazonと変わりません。**言語に自信のない人でも参入しやすいでしょう。管理画面はなんと日本語対応です。

また、**海外AmazonでもFBAが利用できます。**海外販売のハードルはAmazonが最も低いと言っていいでしょう。その分、競合が多いのが難点です。

その9:Shopify

Shopify

ここまでオークションサイトやショッピングモールを紹介してきましたが、もちろん自身で海外向けネットショップを開設するやり方もあります。
Shopifyは世界シェアNO.1のカナダ産カートシステムです。
カナダ産といっても、日本語対応済みで、サポートも日本語で受けることができますので、利用するのになんの心配もいりません。
一方で、世界各国で利用されているサービスなだけあって、多言語化・多通貨化との相性が良いのが強みです。

国内サービスのSTORES.jpショップサーブなどでも、海外販売可能ですが、英語にしか対応していません。
Shopifyは50の言語、130ヶ国以上の通貨に対応しています。また、アプリを利用することで、サイト訪問者の居住地に合わせて自動で翻訳してくれるようなこともでき、より深く海外のお客様にリーチすることが可能です。
この他にも、国によって異なる送料や税率、多言語化によるSEOなど細かなところまで考えられた海外向けネットショップを開設するならまず利用しておきたいサービスです。

その10:転送サービス・海外出荷委託

倉庫

海外のお客様に対して購入代行を行っているサービスや、海外出荷の委託業務を行っているサービスもあります。
どうしても自力での海外向けネットショップの運営が難しいようなら、こういったサービスを利用するのもひとつの手です。

また、難しい以外にもこれらサービスを利用するメリットはあります。
個人輸出は送料が高いのがネックですが、発送代行サービスは大口の契約料金で発送を行っています。手数料などを差し引いてもまだこちらのほうが安い場合もありますので、いずれにせよ、一度コスト計算しておきたいですね。
商品を国内の倉庫に送るだけなので、売上を生み出す施策だけに集中できるという利点もあります。


長く続くコロナ禍の影響で、世界的に海外渡航が難しくなっている昨今。海外向けネットショップは売り手買い手ともに需要が高まっています。 海外販売はハードルが高いイメージですが、意外と簡単に始められます。 勇気を出して、ピンチをチャンスに変えていきましょう。

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