【保存版】あなたのネットショップが集客できない4つの理由
巷には集客のためのテクニックがあふれていますが、そういうことほど基本がおろそかになりがち。あなたのネットショップは大丈夫でしょうか?集客できない基本的な理由から探ってみましょう。
集客できない理由1:現状把握をしていない!
集客に限った話ではありませんが、ただやみくもに施策を行っていてもうまくいきません。
現状の把握 と 効果の検証 は重要です。
そのために必要なのが 「アクセス解析」 です。
アクセス解析を導入すると、
- 何人のお客様が
- どこからやってきて
- どの商品に興味を持って
- どのくらいショップに滞在してくれたのか
といったことが、簡単に判断できるようになります。
このデータを利用して、行うべき施策の選択やその効果を確認することが、集客を成功させる近道なのです。
ネットショップのアクセス解析でよく使われるのが 「Googleアナリティクス」 です。無料のツールですので、必ず導入しておきましょう。
集客できない理由2:サイトの更新をしていない!
ネットショップはウェブ上のさまざまなところから流入がありますが、やはり検索からの来訪は外せません。したがって、SEO対策を行い、検索順位の向上を目指すことは重要な施策です。
しかし、いくらSEOに配慮したところで、お店の中身がスカスカでは、検索エンジンに評価されるネットショップにはなりません。
「内容が薄い」「情報が古い・間違っている」など、ユーザーのためになっていないと判断されたサイトやページはどんどん検索順位が下がっていってしまいます。
これを防ぐために、サイト内のページを増やしたり、既存のページに手を加えるなどして、ユーザーフレンドリーなネットショップであることを検索エンジンに印象づける必要があるのです。
また単純に、来訪者から見て、サイトが更新されていないと、 営業しているのか不安 になりますし、なにより すぐに飽きてしまいます。 これも客離れの要因となりますね。
ネットショップでページを増やすとは、商品を増やすということです。売上にも直結しますので、真っ先に取り組みたいところです。
とはいえ、新商品の導入は資金的にも労力的にもハードルの高い方法ですよね。
すぐに実行できない場合は、販売以外のページを充実させる手もあります。
例えば、
- 家電ショップ→「よく聞く音楽に合わせたヘッドホンの選び方」
- 酒屋→「ワインの産地による特徴や味の違いについての解説」
- 化粧品店→「アイメイクのハウツー記事」
などなど。
見込み客が興味を持ちそうな内容のコンテンツをショップ内に継続的に掲載することで、お店に親近感を持ってもらいやすくなります。再訪のチャンスも増えるでしょう。
またこういったお役立ち情報は、購入を迷っているときの購買意欲を高める効果もあります。
集客できない理由3:SNSを活用していない!
SNSには検索でたどり着く情報よりも、より個人的でリアルな実感がこもっている情報が多くあります。
そのため、最近は情報収集の手段としてSNSを重視する人が増えています。
また、SNSの強みである拡散性と双方向コミュニケーションは、一方通行の発信になりがちなネットショップの弱点を埋めてくれるものです。
このように、SNSはネットショップと相性の良い媒体ですので、積極的に活用していきましょう。
各SNSにはそれぞれ特徴があり、利用者層や彼らの関心テーマなどに違いがあります。自分のお店のターゲット層に合ったSNSをメインに運用すると効率がよいでしょう。
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Facebook …20代以上の利用者が多く、比較的年齢層が高め。実名登録が原則なので、信頼性が重要。ビジネス利用者や海外ユーザーも多いので、BtoB商材や越境ECも効果的。
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Instagram …20~30代の女性がメイン。画像や動画によるビジュアルに特化したSNS。アクティブ率が高く、アクションを起こしてくれやすい。ファッションやインテリアなど視覚的な要素の強い商材向け。
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Twitter …10代~30代の若年層の利用が多い。拡散力が非常に高いことが特徴。ポップさやフレンドリー感があると好かれやすいが、文字数制限があるので、投稿にはコツが必要。
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LINE …幅広い年齢層が利用している。プッシュ通知があるため、メッセージの開封率が高く、発信を届けやすい。クローズドなSNSなので、拡散性はないが、1対1の接客が可能。
この他にも、 YouTube や note 、Pinterest などネットショップと相性の良い情報発信手段はさまざまあります。
いずれにせよ、SNSの利用者は自分にとって 「興味のある」「面白い」「役に立つ」情報 を求めています。あまりしつこく宣伝することは好まれませんので気をつけましょう。
SNSの運用は、あくまで、お店の存在をアピールし、好感を持ってもらうことが目的です。できるだけ自然な形で来店してもらえるよう心がけましょう。
集客できない理由4:広告出してない!
検索の強化や好感度の向上を狙った集客方法は結果が出るまでに時間がかかってしまいます。
長期的に取り組む必要がありますが、ネットショップにも維持費がかかっている以上、あまり悠長なことは言っていられません。 すぐに効果が出てくれる施策も同時進行するべきでしょう。
即効性のある集客方法とは、 「広告」 です。下記のような広告が代表的なものになりますね。それぞれ特徴があるので、使い分けが必要です。
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リスティング広告 …GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーの検索したキーワードに連動して掲載される広告。商品やサービスについて検索された瞬間=検索者の購買意欲が高いタイミングでピンポイントにリーチすることが可能。
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ディスプレイ広告 …ニュースサイトや無料ブログの広告枠に掲載されるバナー型の広告。テキストよりもクリエイティブな表現ができるため、視認性が高く、商品・サービスへの認知度向上や需要喚起に有効。
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リマーケティング広告 …以前に自サイトを訪れたことのあるユーザーに対して、その際に閲覧したページに応じた内容の広告を表示させる仕組み。一度離脱してしまったユーザーに対して商品を思い出してもらい、再度来訪してもらうことが目的。
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SNS広告 …各SNSに出稿できる広告。「Facebook」「Instagram」「Twitter」「LINE」の利用者が多い。SNSには詳細なユーザーデータが蓄積されているので、それを活用したきめ細かいターゲティングが可能。
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アフィリエイト広告 …アフィリエイターの所有するWebサイトで商品やサービスを紹介してもらう形の広告。第三者であるアフィリエイターたちのさまざまなサイトを通すことで、新たな顧客層にアプローチができる可能性あり。
広告の出稿には 費用がかかる ので、集客がうまくいっていない段階で導入するのはやや腰が引けることかもしれません。
ですが、幸いこれらのネット広告は低資金から始めることができ、予算の調整もしやすいです。月数千円からでもコツコツと取り組んでいくべきでしょう。
まとめ
あなたのネットショップが集客できない理由
- 理由1:現状把握をしていない!
- 理由2:サイトの更新をしていない!
- 理由3:SNSを活用していない!
- 理由4:広告出してない!
あなたのネットショップに該当するものはありましたか?
集客に関する施策は効果が出るのに数ヶ月以上かかることも少なくありません。
ですが、 ネットショップで売上を作るためにもっとも重要 なことですので、基本を忘れず、根気よく取り組んでいきましょう。