スマートフォンとInternet Explorer11でのPDFの作成時間を64.54%短縮しました!

先日の修正でスマートフォンとInternet Explorer11でのPDFの作成時間を短縮しました! 今まで、サポートブサウザによる違いなどは説明しておりませんでしたが、これを機会に簡単に説明させていただければと思います。
2019/07/27に行なった修正でスマートフォンとInternet Explorer11でのPDFの作成時間の短縮に成功しました。
前半で修正の報告と、後半でサポートブラウザーの説明を行いたいと思います。
修正の報告
改善結果
これまで、スマートフォン、Internet Explorer11でのPDFの作成時間が問題となっておりました。
要因はいくつかありますが、改善前と改善後のアクセスログから分析を行なった結果、下記のように改善を確認できました。
| 日付 | 平均タイム |
|---|---|
| 2019/07/24 | 17,247.60ms |
| 2019/07/31 | 6,116.60ms |
64.54%の改善を行うことができました。
原因
labelmake.jpはブラウザで処理を行い、PDFファイルを作成しますが、下記のような問題がありました。
PDF作成のためのフォントファイルのダウンロードがスマートフォンなどネットワーク速度が安定していない場合、極端に遅くなってしまう問題があり、改善前はこのように遅くなっておりました。
また、Internet Explorer11ではJavaScriptの実行速度がGoogle Chromeに比べて、劣るため大きなデータを処理するために時間がかかりすぎている場合がありました。
主に上記の原因でPDFの作成速度に問題があったのですが、PDF作成処理をサーバーサイドで実行するようにすることで(APIの使用)速度の改善を行うことができましたが、より多くのユーザーさまに使っていただくために全てのケースでブラウザだけで処理を行うことが難しく、このような修正を行いました。
そのため、Internet Explorer、スマートフォンでのPDF作成処理はサーバーと通信を行なっております。 通信は全て暗号化しているため、通信が盗聴や改ざんを防いでおります。
サポートブラウザー
さて、もう一つの内容ですが、サポートブラウザーの説明です。
スマートフォンでは、Safari, Google Chromeの使用をサポートしています。
次にPCですが、Google Chrome, Safari, Edgeです。
主要なブラウザのサポートは行いますが、多くのユーザーさまがGoogle Chromeを使われておりますので、Google Chromeを優先して開発を行います。
また、PDF作成処理の作成時間の平均がGoogle Chromeの場合2,941.44msなのに対して、Internet Explorerの平均が9,705.62msなので作成時間も3倍以上の高速に行うことができます。
よってGoogle Chromeを推奨しております。
まとめ
スマートフォン、Internet Explorerでの高速化を行なったがInternet Explorerでの使い心地の向上に関しては限界があるので、Google Chromeをお使いいただけると嬉しいです。
それでは!
